
販売期間
2021/03/01 00:00 〜 2021/04/02 23:59
期間限定配信(4/2まで)ちゃぶ台編集室 第2回 藤原辰史×伊藤亜紗対談 動画
¥1,870 税込
※こちらはダウンロード商品です
20210301doga.pdf
163KB
【MSLive! オンライン配信イベント】
3/1(月)に開催した、ちゃぶ台編集室 第2回 藤原辰史×伊藤亜紗対談
「ふれる、もれる」社会をどうつくる? ―分解と利他―の動画チケットです。
※ライブチケットをご購入の方には録画動画もお送りしています。
<内容>
・名詞族と動詞族
・藤原さん、顔が畑みたい
・食べ物が入り、言葉が出ていく「口」
・突発的な優しさが周りの人を開発する
・再雇用の香りがする!?
・意識してやっていることは大したことない
・道徳からどう逃れるか
などなど、あっという間の110分!
<参加者の声>
・価値観を揺さぶられる面白い対談でした。
・お互いがはじめての対談とは思えないほどお互いを分析してあっているところは思わず笑ってしまいました。たくさん示唆的なキーワードが漏れまくっていて,動詞族とか,弱目的とか,雨乞いとか,印象に残りました。
・お互いのツッコミがまさに漏れていて面白かったです。
・学級委員長藤原さんの投げるまともなボールを天然伊藤さんがいちいち面白いところに返すので、驚きと愉しさと可笑しさに溢れていて、示唆に満ちた豊かな時間を頂きました。この対談を聴く前の自分には戻れない(笑)感じです。
<イベント内容>
昨年11月にリニューアルし、以降半年に1回の刊行ペースとなった雑誌『ちゃぶ台』。
「ちゃぶ台編集室」は、2021年5月刊行予定の『ちゃぶ台7』を、参加してくださる皆さまと一緒に練り上げるべく、2~4月に3回にわたり開催するイベントです。
2月の第1回目には、ゲストにタルマーリーさんを迎え、本号の特集テーマである「お金を分解する」について語らいました。
第2回となる今回は、藤原辰史さんと伊藤亜紗さんという、ポストコロナを考える際、必聴のお2人による対談を開催します。
近著『縁食論』において、藤原さんは「『もれ』の効用」について書かれています。
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人間的な感の通じ合いの果てに、どうしようもなく、地から何かが湧き起こって、それが自分の意志」とは関係なく、自然の摂理に基づいて流れ出る、というイメージが「洩るる」という言葉に込められている。
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一方、伊藤さんは近著『手の倫理』のなかで、「ふれる」ことについて考察を深められています。
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「私と私でないものの境界が曖昧になる」状態は、自分が感じ、反応する内容を、自分でもコントロールできなくなることを意味します。私が、自分でもそのつもりがなかったものに乗っ取られる。触覚には、私たちをきわめて無防備な状態にする力があります。
***
『ちゃぶ台6』の対談「分解とアナキズム」において、藤原さんは著書『分解の哲学』を「生産と消費の二項対立への批判として書きました」と語られています。分解に携わる微生物たちは、ある目的のために統一されて頑張っているわけではない。世界の見方を地中からひっくり返すことで、違う景色が見えるのではないか、というお話もありました。
一方、伊藤さんは「みんなのミシマガジン」での往復書簡連載のなかで、「利他は、『自分がする行為の結果は自分には分からない』ということから始まるのではないか」と書かれています。人が生きて死んでゆく過程を、分解という生命全体の営みから考えれば、結果や目的から離れた「利他」を考えることもできるかもしれません。
「もれる」と「ふれる」。「分解と利他」のヒントはそこにある!?
お二人の思考の先端に触れる対話を、どうぞお楽しみに!!
<「月刊MSLive!3月号」チケットのご案内>
当イベントを含む、2021年3月に開催される対象講座に全てご参加いただけるチケットを販売中です。詳細はこちらをご覧ください。
https://mishimasha-books.shop/items/6023a2f7aaf0437aeab24fe9
<注意事項>
・イベントチケットおよびアーカイブ動画の転売・共有は固くお断りいたします。
<登壇者プロフィール>
藤原辰史(ふじはら・たつし)
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。2006年『ナチス・ドイツの有機農業』で日本ドイツ学会奨励賞、2013年『ナチスのキッチン』で河合隼雄学芸賞、2019年日本学術振興会賞、同年『給食の歴史』で辻静雄食文化賞、『分解の哲学』でサントリー学芸賞を受賞。『カブラの冬』『稲の大東亜共栄圏』『食べること考えること』『トラクターの世界史』『食べるとはどういうことか』ほか著書多数。
伊藤 亜紗(いとう・あさ)
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター、リベラルアーツ研究教育院准教授。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。主な著作に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)など多数。
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